私たちについて

生徒が“学びの運転席”に座り、そして短期記憶や短期学力でなく、長期記憶・学力、未来学力を身につけていってほしい。
他人の意思でなく自分の意思で生きていける力をつけてほしい。
生徒たちの良き伴走者でありたい。
そんな思いを実際にどうすれば実現するか、愚直なまでの格闘の連続でした。

うまくいかないことのほうが多く、管理された教育の岩盤の厚さに途方にくれることも少なくありませんでした。
でも賛同者が集いました。

ゼロから始まった「民間人がつくる共同体で運営する学校」を思いがけない数の保護者たちが支持してくださいました。
生徒たちを支援する成功の法則が見つかってきました。
たのもしい教職員が揃ってきました。
以来、たくさんの生徒たちの心からの笑顔に接してきました。
その笑顔を見て保護者も笑み、ときとして涙します。
子どもたちの伸びしろの大きさにびっくりします。

揺れる公教育（Government）、本来あった骨太の創立理念を取り戻そうと苦闘する私立学校（Private）のあいだに、生まれた、民間企業が支えるもう一つの公共領域（Social）の学校。

公私立の学校が見落とした「適切な学習の機会を失った」子どもたち。
個別指導や特別支援を必要とする子どもたちの増加。
民間企業が運営する奇跡の学校がいま私たち教職員の前にあります。

今ほど子どもたちの心に寄り添う伴走者が必要な時代はありません。
引き続きまして、皆様にも子どもたちの夢の伴走者としてお力添えをお願い申し上げます。